金属ソリューション

EOS銅合金CuCrZr

材料データシート

EOS銅合金CuCrZr

EOS銅合金CuCrZrは、電気伝導性と熱伝導性を併せ持ち、機械的特性も優れています。この合金は、熱処理でその優れた特性を発揮します。

主な特徴

  • 高い生産性 12 mm3/s、層厚80 µm
  • 良好な機械的特性とともに、熱処理状態で中程度から高い導電性を示す
  • 化学組成はC18150およびCW106Cに相当

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代表的な用途

  • ロケットエンジン部品
  • 熱交換器
  • 誘導コイル

EOSクオリティ・トライアングル

EOSは、生産プロセスの3つの中心的な技術要素(システム、材料、プロセス)のそれぞれを考慮に入れた、AM業界ではユニークなアプローチを採用しています。それぞれの組み合わせから得られるデータには、技術準備レベル(TRL)が割り当てられ、ソリューションに期待される性能と生産能力が透明化されています。

EOSはこれらのTRLを以下の2つのカテゴリーに分類しています:
 
  • プレミアム製品(TRL 7-9):高度に検証されたデータ、実証された能力、再現可能な部品特性を提供します。 
  • コア製品(TRL3および5):開発中の最新技術への早期アクセスを可能にするもので、成熟度が低く、データも少ないです。

このデータシートに記載されているデータはすべて、EOSの品質管理システムおよび国際規格に従って作成されています。

粉体特性

粉末化学組成 (wt.-%)

エレメント 最小 最大
Cu バランス
Cr 0.45 1.15
Zr 0.05 0.25
Fe - 0.08
Si - 0.01

粉体粒子径

一般的な粒度分布 15 - 45 μm

熱処理

説明

CuCrZrは、熱処理によってさまざまな機械的特性や導電率を得ることができます。

ステップ

導電率最適化熱処理:

ステップ1 - 溶体化:不活性ガス流/大気下、980℃で0.5時間保持。炉から直接水で急冷。
ステップ 2 - 時効処理:不活性ガス流/大気下、430℃で3時間保持。不活性ガス中で100℃以下になるまで徐冷。

引張強度強化熱処理:

時効処理:不活性ガス流/大気下、490℃で1時間保持。不活性ガス中で100℃以下になるまで徐冷。

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